何でも書くブログ(仮)

緘黙当事者の何でも書くブログ

緘黙当事者の職探し事情

…について、知りたい。

(あと、恋愛と結婚事情についても)

 

なんだか意外にこういう情報って、そんなに当事者の人は話してないイメージが強い。

個々では地味に発信しているのかもしれないけど、なかなかまとまってそういうのを目にする機会もないわけで…みんなどうやって仕事に就いたり、結婚できたりしてんの?ってずっと疑問。

 

やはり緘黙は個人差が大きいので、個々の体験談を一つ二つ見たくらいでは、自分には当てはまらないことも多くて、あまり参考にならないことも多い。

そもそも、緘黙があると、何か行動を起こすこと自体がものすごく勇気がいることなので、その時点でハードルが普通の人より高い。

そして、緘黙の人は人と交流することが苦手なことが多いので、情報を人から得ることも難しい。

今はネットもあるから~、などと言っても、やはり身近な人からのクチコミ情報などが得られにくいというのはかなり人生損していそう。

 

緘黙がかなりの重症レベルの人のほうが、手帳を取ってきちんとした支援を受けられるはずだから、そういう人のほうが意外に職に就きやすいのかもしれない。(実際どうだか知らないけど)

 

本当に一言も喋れないとか、症状が極端なほうが世間一般は「障害者」として見てくれるだろうし、きちんと診断されて手帳も持っていて、就労支援も受けている場合なんかだと、理解されやすそうだ。

 

私も一時期、精神科に通って障害者手帳を取っていたときもあったが、映画の割引に使ったことがあるくらいで、手帳を使って障害者枠で仕事を探したことはない。

どうしても自力で無理なときは手帳を使って障害者枠で…というのを当時の私の頭の片隅にあったのかもしれないけど、その当時はバイトでいいからとりあえず何か仕事見つけないと!という気持ちでいっぱいで、そういう支援を受けに行こうとはあまり思えなかった。

というより、私の緘黙程度でそんな支援受けに行ってもきちんと対応されるのか?とか(なんでこの人この程度のことで相談に来てんの?人より少し大人しいだけでしょ?などと思われそう)、単純にそういう場所に一人で行くのが不安、そういうところはもっとガチな人が行くところで私の緘黙や社会不安程度では行く必要ないのでは?(これは子供の頃から周りの大人にきちんとした支援が必要な対象として扱えてもらっていなかったからだと思う)などと、考えてしまい、そういう場所になかなか行くハードルが高い。

 

中途半端に健常者として扱われてきたのだから、変にプライドが高いところもあると思う。

 

緘黙以外にも他に障害がある人などのほうが、そういう支援の場所に行くことに抵抗もないだろうから、そういう人のほうが案外普通に障害者枠で就職できているのかもしれない。

 

逆に早めに緘黙を克服できた人の場合だと、普通の人と同じように高卒や大卒で普通に就職できている人も多いんだろう。

 

中途半端な場合が一番詰みやすいのかもしれない。

(真に詰んでるのは症状が重いのに何の支援も受けられていないまま引きこもっている人だろうけど)

 

どちらにしろ、緘黙の場合、症状が重い軽い関係なく、きちんとした支援や周りの理解を得られる環境かどうか?が一番重要なことなんだろうな。