「神のクイズ」にハマる
妹がアマゾンスティックを買ったので、それから色々観るようになりました。
最近は「神のクイズ」という韓国ドラマにはまってます。
医療モノと事件モノが合体しているようなドラマなので、単純にそれだけでも面白いんですが、珍しい病気を持った犯人や被害者が出てくる事件モノなので、そういう病気があるんだぁとか、そういう意味でもかなり面白いです。
死因が分からない人を再解剖して、主人公は刑事さんと一緒に現場にも行って色々調べます。
割と一話完結っぽくって、(全体的なストーリーももちろんあるんですけど)韓国ドラマにしては無駄に長くなくて、日本のドラマに近いので観やすいです。
それでも、韓国ドラマなので、色々残酷でグロかったり、ヒステリーに怒ったりする人も当然出てくるので、日本人としてはそういうシーンは苦手。
日本人とはそういうところの感覚が違うのか、日本だとそんなにあからさまに感情的に怒ったりする人ってあまりいないのですごく違和感あるし、グロかったり残酷なシーンも日本だったらそこまでないよなぁと思ったり。
(物理的にグロいシーンもだけど、人間的に残酷すぎないか?と思うシーンもある。たとえばあからさまにいじめに遭ってたとか)
韓国の人のほうが人の見た目などに対して、日本人より残酷な気がします。
だから整形に抵抗がないお国柄なのかな?とも思うんですけど。
見た目に分からない病気だと、それはそれで辛いけど、見た目にはっきりと分かる病気だと、韓国ではかなり辛いのでは?と考えさせられます。
個人的にシーズン1だったら2話と3話と8話が特に面白かったし、考えさせられました。
8話はネタバレですけど、感情的になると息ができなくなってしまう病気の女の子のお話で…
見た目的には普通に見えるし、そんな病気は珍しすぎるので治療も保険が効かないし周りの理解も得られにくい。
そんな生活の中で、女の子とそのお母さんが孤立していったのは短い過去シーンでも十分想像できます。
周りに病気の説明もあまりせずに、女の子に感情的にならないようにお母さんは必死に訓練して、いつしか女の子は笑うことも泣くことも怒ることも恐怖を感じることもなくなって…
それでも女の子は大学生になって、彼氏ができて、お母さんは最初交際に反対するけど、それを止めることはできないとお母さんも諦めて、最後はもう何も言わずにデートと分かっていて女の子を送り出します。
結局、女の子はコメディ映画を観て最後に大笑いしてしまい、亡くなってしまった…というお話でした。
でも、最後は思いっきり笑えて、彼氏がもうすぐ来るのを楽しみに待っていて、とても幸せな最期だったのでは?と思いました。
難病を持っている親子の孤立というのは考えさせられますね。
緘黙も難病ではないですけど、見た目は普通でも感情をあまり出せなかったりもするので、周りに誤解されることも多いですし、孤立しやすい点では同じなので、この親子の気持ちも分かる気はします。
感情的になると窒息しそうになるなんて、最初からその病気だったんだとしたら生まれた瞬間から産声あげた瞬間、死にそうになるんじゃ…と思ったり、小さい頃も絶対に泣くわけで、何度も死にかけるわけですよね?
そんな子供を持ってしまったら親御さんは気が休まるときなんて一瞬もないでしょうし、訓練して感情的にならないようにしたシーンは親の気持ちを考えたら泣きそうになります。
主人公の医師も天才という設定なんですが、イケメンすぎる俳優ではなく、キャラも普段はふざけた冗談などを言っているお調子者のキャラなので、そういうところも良いです。
ネタバレで主人公も病気を持っている設定なんですが、その原因が子供の頃にとある薬を飲まされたから、という設定なのがめちゃくちゃ個人的に面白かった。
色々、考えさせられる部分もあるので、ドラマとしてかなり面白いです。
日本でももうちょいグロや残酷なシーンをマイルドにしてリメイクしたらよさそう。